ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 318字|2007.2.12|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
コンテナーにサンゴ20トン
税関セブ支所は六日、国内船用ふ頭のコンテナーに約二十トンのサンゴが荷積みされたまま放置されているのを発見、押収した。ベルモンテ所長によると、船荷はサンボアンガ港から送り出され、一月三日にセブ港ふ頭に到着していた。受取人名がないためそのまま放置され、不審に思った税関職員が調べた。同所長は「荷受け人が現れれば経緯を聴いた上、調査に乗り出す」としている。
サンゴの値打ちはいかほどのものか。「市場で売買される物品ではないので評価はむずかしい」と同所長。環境天然資源省担当者によるとサンゴは魚の住みかで、採取された二十トンのサンゴは二十︱三十トンの魚に被害を与えている計算という。サンゴは漁業法で採取を禁じられている。(9日・ブレティン)