ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 313字|2007.1.15|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
ラナオ湖の無汚染宣言
イスラム教徒自治区(ARMM)行政府はこのほど、ミンダナオ地方最大のラナオ湖の汚染が完全除去されたと発表した。同湖は沿岸住民のごみ投棄と雨水の流入で水質が悪化し、特に昨年九月、生活排水によって繁殖し、悪臭の原因となるラン藻(青緑色細菌)が湖の一部から発見され、深刻な問題になった。
しかし、ARMM漁業・水産資源局によると、住民に対する環境教育などが実り、最近のサンプル採取調査でラン藻など有害物が発見されなかったという。これとは別にラナオ湖に面する南ラナオ州マラウィ市はこのほど、米国際援助局(USAID)との間で同湖の汚染を防ぐため、同市の固形ごみをリサイクルするなどの計画に関する支援協定を結んだ。(9日・タイムズ)