ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 318字|2007.1.15|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
悪ガキが観光の敵
ボホール州南部のロボック川はひすい色の流れが美しく、川旅が名物だが、物乞いの子供が観光客の脅威になっている。一月初め、水上レストランの船に乗るのを断られた一人の子供が腹を立てて、船尾を足でけった。船腹に穴が開いたらしく、レストランの床が水びたしとなってやむなく営業中止に。
観光船が通ると、子供たちは泳ぎ着いて観光客にカネをせびる。乗務員が制止すると悪童たちがひどい言葉でののしり、乗客をあきれさせることもしばしば。カネをもらうと今度は川に飛び込み、水しぶきで乗客はずぶぬれ。
ロボック川では観光客は観光料金を十ペソ払い、一部は地元の監視員に支払われるが、これまで悪童の監視にまで手が回っていなかったという。(11日・ブレティン)