ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 297字|2006.12.4|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
比最古のモスク
上院は十一月二十八日、フィリピンの南西端、タウィタウィ島に残る最古のモスク(イスラム礼拝所)跡を国家遺跡に指定する法案を可決した。アンガラ和平・統一・和解問題委員長は「イスラム教徒に対する最大の友情の印し」と大統領に法案署名を要望する声明を発表した。
これは同島シムヌル町の「シェイク・マクドゥム」と呼ばれるモスク跡で、西暦一三八〇年、アラビアから来た同名のイスラム聖職者が建てたと伝えられる。
マジェランが一六世紀にセブ島に到着、キリスト教をもたらしたより百四十年以上早い。マルコス元大統領が一九六五年、この地に史跡指定してから、ずっと忘れられてきた。(12月30日・サンスター電子版)