ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 320字|2006.11.27|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
ARMMに80番目の新州
イスラム教徒自治区(ARMM)に十一月初めの住民投票の結果、新しくシャリフ・カブンスアン州が誕生した。全国で八十番目、ARMMでは六番目の州となる。旧マギンダナオ州北部の南ラナオ、北コタバト両州に接する地域で、スルタンクダラット町など八町から成る。州知事には旧スルタンの血を引くビンボ・シンスアト・マギンダナオ州副知事が任命された。
ARMM知事には新行政区域の首長の任命権がある。州名は、十四世紀の昔、ミンダナオ中部にイスラムの教えをもたらしたアラブ・マレー系の聖職者の名をとったものだという。シンスアト新知事は就任式で、「平和と開発が最優先。比イスラム社会は平和で静かな中でこそ発展するのです」と誓った。(22日・インクワイアラー)