ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 318字|2006.11.27|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
カラオケ公害
カラオケ好きの庶民にはいささか耳の痛い命令がダバオ市長から出された。「音が外にもれるカラオケ店は午後十時までで終業せよ」というお達しで、音量も上げないよう自粛せよという営業注意も付いている。理由はもちろん近隣の迷惑防止だ。
同市では酒類の販売は午前二時まで許されているが、飲んで放歌高唱する酔っぱらいはいけないという。ドゥテルテ市長自身、自宅に近いタイムズ・ビーチのカラオケ店からの音響が午前三時ごろまで聞こえて来て眠れずに困るらしい。「酔っぱらいに歌われると調子はずれでどうにもならない」と解説した。
音がもれないカラオケ店は規制外だが、そうなると高い店に行けないカラオケ庶民は一層つらい。(24日・ミンダナオ・デーリーミラー)