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11月13日のまにら新聞から

ビサヤ・ミンダナオ通信

[ 313字|2006.11.13|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]

田舎の「お産」実態

 フィリピンの田舎では今でも、「ヒロット」と呼ばれる助産婦さんが「お産」を助けている。国家統計局西ビサヤ地方事務所が調べたアクラン州の例によると、二〇〇五年の出産数は七千七百四十三件だが、その八〇%が自宅で産み、病院出産は一九%。お産の世話をするのは訓練を受けたことがない助産婦が四三%、訓練を受けたことがある助産婦さんが三八%、医師の介添えは一八%。

 出産による母親の死亡は十万件中、三十九人だという。死因は出血ショックやリューマチ性心臓疾患や肺炎。一方、幼児の死因で最も多いのは早産、先天性異常、心臓疾患、栄養失調、ちっ息、水頭症、先天的重度障害。医療制度の改善で何とか助けられるケースも多そうだ。(10日・ブレティン)

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