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10月23日のまにら新聞から

ビサヤ・ミンダナオ通信

[ 320字|2006.10.23|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]

捨てる神あれば

 捨てる神あれば拾う神あり︱︱。ギマラス島沖でのタンカー沈没事故で流出した大量の重油の捨て先が問題だったが、ミンダナオ北部、東ミサミス州のセメント会社が三千六百トン買い取っていた。

 同州ルガイト町にあるホルシム・フィリピンズ社の工場で、重油は代替燃料にしたり建築素材の原料になるそうだ。九月中に千五百トン、今月十三、十四の両日にはタンカー、バージ各一隻が計二千五十トンを積み出した。環境天然資源省が許可して、ホルシム社の購入価格は一キロ当たり八ペソだという。

 重油汚染が最もひどいヌエババレンシア町のゴンサガ町長は「集めた重油は町の外に持って行ってほしい。町内に埋めるのはお断り」と言っていたが、ほっと一息。(17日・インクワイアラー)

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