ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 314字|2006.10.9|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
ミスコンで女子学生焼死
国家捜査局(NBI)はこのほど、国立南東フィリピン大学(ダバオ市)の学内ミス・コンテスト中に女子学生を焼死させた学長を含む大学職員八人、学生九人を過失致死などの容疑で送検した。
事故は七月二十日のコンテストのパレード中に起きた。テレビの画面に現れた一年生の女子学生(16)が花道から中央舞台に入ったところ、舞台袖のろうそくの火が天使に似せたロングドレスに燃え移った。観客が慌てふためく中、女子学生は炎に包まれて倒れ、二日後、重い火傷で死亡した。
コンテストでは火を使う照明使用に必要な消防当局の事前許可を取っていないどころか、会場の学内ホールには消火器すらなかった。主催者は全員学生だった。(18日・サンスター電子版)