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ビサヤ・ミンダナオ通信

[ 327字|2006.10.2|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]

揺れるボラカイのリゾート

 フィリピンきってのリゾート地、ボラカイ島が国有地宣言で揺れている。今年五月、政府はボラカイ全島が国有地との前提で、総面積の六一%に当たる約六百三十ヘクタールを譲渡可能とする大統領公告を出した。そのほかは森林、農地、環境保護地・沼沢などと分類している。公告は国有地競売に道を開くもの。

 これに対しリゾートを運営する業者らは猛反発。二週間前には「ボラカイの土地はわれわれのもの」と叫んで反対集会を開いた。特にこれまでリゾート発展のため投資してきた事業者からボラカイ島の将来を案ずる声が強くなっている。同島はマルコス時代、国有地と認定されている。環境天然資源省は「専有と所有は別。競売になれば事業者も参加すればよい」としている。(30日・インクワイアラー)

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