ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 320字|2006.9.25|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
川べりスラムを撤去
セブ市議会は十九日、市内の河川沿いに立ち並ぶ違法占拠民(スクウォッター)の小屋二千六百五十三戸をすべて撤去する決議を採択した。
市災害調整本部が今月十三日に発表した調査報告によると、最近、頻発する市内の洪水はスクウォッターが建てた構造物が下水溝をふさいだり、捨てたごみが流れをせき止めたりしているのが原因という。同報告は、このままでは八月末、一家六人が洪水で地下室に閉じ込められて水死したような事故が再発すると警告していた。川べりスラムは市北部のマボロ地区二百三十八戸、南部のブヒサン地区百六十二戸をを最大に三十五カ所もあるという。市では今後、公共事業道路省などと相談して、撤去作業の順番を決めていく。(22日・セブ・デーリーニュース)