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9月18日のまにら新聞から

無法助長する警官ら

[ 658字|2006.9.18|社会 (society)|新聞論調 ]

ケソン市の交差点

 ケソン市コモンウェルス、タンダンソーラ両通り交差点付近の「無法状態」について、カルデロン国家警察長官、フェルナンド首都圏開発局長、ベルモンテ同市市長に一言申し上げたい。

 交差点には「乗降厳禁」と記された大きな看板が掲げられているが、そのすぐ横で客待ちのジプニーが道路をふさぎ、大渋滞を引き起こしている。乗客も、歩道部分に屋根付きの停留所があるにもかかわらず、道路中央付近まではみ出してジプニーやバスを待つ。

 ここで特に問題にしたいのは、混とんとした交差点を放置している警官、交通整理員らの「仕事ぶり」だ。

 交差点にある警官詰め所前には常時、パトカーや交通整理員用のオートバイが止まり、警官らが無駄話に興じている。誰一人として、目の前で起きている違反行為に注意を払おうとしない状況は、まさに税金の無駄と言わざるを得ない。

 周知の通り、警察官や交通整理員の職務は違法・違反行為を取り締まって社会の秩序や安全を保つことにある。しかし、交差点の状況を観察する限り、警官らの職務怠慢が歩行者、運転者の違法行為を助長している。

 朝夕の通勤のため、交差点を毎日通るデカストロ副大統領の車列も「無法状態」の悪化に一役買っている。白バイに先導された車列は非常灯を点滅させながら、渋滞の中を無理矢理に押し通る。渋滞が激しい時は、対向車線に侵入してまで先を急ごうとする。

 毎日、激しい下痢に苦しんでいるわけでもなかろうに、副大統領自らが率先して順法の手本を示すことはできないか。(11日・インクワイアラー、ニール・クルス氏)

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