ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 312字|2006.8.21|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
テロに広域警戒態勢
国軍南部司令本部は十八日、汎東南アジアのテロ組織、ジェマ・イスラミヤ(JI)が新たな破壊活動を実施する恐れが高まっているとして、ミンダナオ全部隊に警戒の強化と情報収集を指令した。特に、第四師団が管轄するラナオ湖周辺の水力発電所はじめ発電施設、水道、通信施設、空港、港湾の警備を強化している。高級情報将校の一人は「JIはマギンダナオ、スルタンクダラット両州を含む中部ミンダナオの三カ所で爆弾製造などの訓練を行っている」と語った。その数は三十ー四十人に上り、地方のテロリストと連係しているという。
治安強化の都市はダバオ、ジェネラルサントス、コロナダル、コタバト、ブツアン、サンボアンガ、カガヤン各市。(19日・ブレティン)