ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 317字|2006.8.21|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
数民族に福音
北コタバト州北東の山間部、アラカン町クラマンバレー・バランガイ(最小行政区)では七日、町につながる延長七キロの道路開通式を祝った。ピニョル州知事は「訪問してくれた最初の知事さん」として大歓迎を受け、来年には学校を建て、製粉所建設も援助すると約束した。
同バランガイは少数民族マティグサログ族の居住地で、これまでは徒歩か馬で町に出る以外に外部とつながっていなかった。「陸稲などの収穫物を運ぶのに一キロ当たり一ペソ払っていたが、道路ができて自分たちで運べる」と、バランガイ議長のサギサバルさんが感謝した。
クラマンバレーの約十万ヘクタールは二〇〇三年、マティグサログ族に「父祖伝来の地」として所有が認められた。(17日・ブレティン)