ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 315字|2006.8.21|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
元の同志に訴え
西ネグロス州トボソ町にある農産物輸出商社の女性社長、ノーマ・ムガルさんはこのほど、比共産党の同州最高指導者といわれるフランク・フェルナンデス氏に、「どうかバナナ栽培農民に情けを掛けて下さい」と訴えた。
同社のバナナを満載した集配トラックが十三日、同町内で同党軍事部門の新人民軍(NPA)に止められた。国軍の調べによると、トラックは辺ぴな場所に持って行かれ、ガソリンをかけられて炎上したという。
ノーマさんはかつてNPAに所属していたが、転向してバナナ、砂糖の輸出業に従事していた。声明は「トラックは農民の生活向上のシンボルになっていました」「農民は今、経済的な危機の中にいるのです」と訴えている。(16日・インクワイアラー)