ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 308字|2006.8.21|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
学力テストの功罪
全国学力テスト(NAT)に関連して、オスメーニャ・セブ市長が「ダメ教師はクビだ」と強烈発言したが、先生への圧力がテストでの不正を招いている。市教育問題コンサルタントがこのほど、世論を喚起した。
同コンサルタントによると、セブ州コンソラシオン町で小学校指導主事が生徒にNATの正解を教えて捕まった。先生たちが生徒の学力水準を良くしないと、勤務評価が悪くなると圧力を感じているためだという。
NATは今、小学校六年生と高校四年生を対象に全国で実施され、進学適性を評価する。セブ州の小学校生徒は三月のテストで全国十二位から四位に躍進した。州当局はこの好成績が「インチキ」ではないと反論に躍起。 (17日・ブレティン)