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　ココナツ庁のオリリアネダ・ミンダナオ地区事務所長はこのほど、ダバオ市で開かれた地方ココナツ栽培会議の席上で、バナナ農園などが実施している農薬の空中散布を禁止させる運動を支持すると語った。ダバオ市議会でも目下、この問題を審議中。

　同市のココナツ栽培農民は、バナナやパイナップルの大農園が除虫剤を空中散布した結果、アブラムシや甲虫などの害虫がココナツ林に移動したり、甲虫の天敵が減少したりしているという。

　反対運動の先頭に立つダバオ市の農民、ダグス・マワワイさんは、アロヨ大統領が施政方針演説でココナツ産業が三年間で一〇％成長していると説明したのに反発、「大農園のそばでは過去三年で七〇％も減収した」と訴えた。 （１日・サンスター電子版）