ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 308字|2006.7.10|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
都市型アブサヤフ
イスラム過激派のアブサヤフが新しい暗殺者集団、「アブソフィアン」を組織した。国軍南部司令本部が四日、明らかにした。
同本部によると、アブソフィアンは都市型テロ集団で、最新の犠牲者はスルー州ホロ町に駐屯する空軍戦術作戦集団(TOG9)の技術軍曹。三日夕、バイクで帰宅途中、バイクの二人組に撃たれて死んだ。一日にも同州パティクル、インダナン両町の境で陸軍第三五歩兵大隊の兵士二人が待ち伏せ攻撃で殺害された。いずれもアブソフィアン一味の犯行とみられるという。今年五月以降の犠牲者は国軍兵士五人、民間人二人に上るという。
アブソフィアンは主にバシランで島民を募集、スルー州で実戦訓練しているという。(5、6日・スター)