ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 317字|2006.7.10|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
殺害犯はどっち?
北コタバト州キダパワン市で、地元ラジオ局解説者のジョージ・ビゴ夫妻が射殺された事件で、国軍と比共産党の軍事部門、新人民軍(NPA)が非難合戦を演じている。ビゴさんはカトリック系活動家で、内戦で発生した避難民の世話もしていた。
大統領の直命で組織された国軍特別捜査部隊は先に、NPAスパロー小隊による犯行の疑いがあると発表したが、NPA側は国軍の秘密処刑部隊の仕業と反論していた。
第六〇二歩兵大隊長のパブスタン大佐は地元ラジオ局のインタビューで、「国軍の仕業と言うなら証拠を示し、告発したらどうだ」と挑戦。これに対し、NPAスポークスマンがこのほど、州民の多くが国軍処刑部隊の犯行と信じていると声明を出した。(5日・ブレティン)