ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 311字|2006.7.3|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
警備艦艇の油切れ
沿岸警備隊(PCG)のタン南東ミンダナオ管区本部長は二十九日、ダバオ市で開かれた海洋フォーラムで、燃料購入費の不足のため、海上警備活動を制限せざるを得ない現状を明らかにした。
同本部長によると、沿岸警備隊は常時パトロールを原則にしているが、最近は一カ月わずかに十五時間しか警備船艇を出動させられなくなっているという。その理由について、同長官はガソリンの値上がりだけではなく、ここ数年、警備舟艇の配備数が増えているのに、ガソリンの配分が増えていないからだとこぼした。
海軍のゴレス東部ミンダナオ管区司令官も海上パトロール時間の減少を認めたが、質的向上で補っていると苦しい説明だった。(30日・ダバオ・サンスター電子版)