ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 321字|2006.7.3|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
大地がパックリ
ブキドノン州南部のキバウェ市マグサイサイ・バランガイ(最小行政区)で大規模な地割れが進行し、州政府は全住民の移転を勧告した。
昨年、学校関係者が初めて発見した地割れはわずか数センチだったが、六月現在では一メートル以上に広がった。専門家の点検では、大きな地割れは十三カ所。住宅六軒が被害を受けたばかりか、同バランガイの集会所、保健所、礼拝堂、バスケットボール・コートや電柱、下水道なども損傷している。原因は、近くを走る活断層の活動と地下水の増大らしいが、このままだと大規模地滑りの危険がある。州政府は移住地を選定したが、住民たちは「コンクリートの家を建てたばかり」「牧草地などの生活手段がなくなる」と立ち退きしたがらない。(27日・スター)