ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 308字|2006.7.3|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
どこかへ消えた義援金
大地滑り事故が起きた南レイテ州セントバーナード町では、内外から集まった被災者義援金の用途を透明にすべき、との声が上がっている。
事故犠牲者の親族や友人で結成された団体「アテナ」のリコ・レントゥサ弁護士は「資金の受け入れ先が義援金を不正しようしているとは言わないが、被災者の遺族のためのさまざまな事業の内容をガラス張りにしてほしい。これまで直接、遺族に役立ったお金があったとは聞かない」と訴えている。
同弁護士によると、資金の用途を明らかにすべきは比赤十字、国家災害調整会議、州庁など。カトリック教会のセントバーナード管区など宗教組織も含まれるという。義援金の総額は二億ペソを超えるそうだ。(26日・ブレティン)