ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 324字|2006.5.8|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
賃上げ要求広がる
北コタバト州の公務員や民間企業従業員が一斉に賃上げ要求の声を上げた。キダパワン市公務員協会は、アロヨ大統領が千ペソの月手当増額を認めたのに、地方自治体では予算化されていないと不満を述べた。また、デパートやスーパーの従業員も、地域の最低賃金(小売・サービス部門)が二百六ペソなのに実際の日給は六十︱八十ペソに抑えられていると訴えている。
ある地方公務員の女性は「子供の学費などが上がって高利貸しに金を借りるしかない。利息は一〇︱二〇%だけど仕方がない」とこぼした。
また、あるスーパーの店員は「日給はたった六十ペソで、家族を養えない。しかし、賃上げを叫べばクビを切られるのが怖い。そうなったら大問題なんです」と恐る恐る話した。(2日・ブレティン)