ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 314字|2006.4.24|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
反共名乗って悪事
ダバオ市の山間部、パキバト地区から住民七百世帯が脅えて逃げたという懸賞金付きの乱暴者が十五日、お縄になった。「コマンダー・ダンテ」ことダンテ・ルムヨド容疑者で、約二十人の手下を従えて、パキバト、マリログ地区に出没、住民から金銭、品物、食料を脅し取り、言うことを聞かないと殺害していた。一団は「反共部隊」を名乗り、国軍がひ護していたと非難するグループもある。一方、国軍は、「コマンダー・ダンテ」を比共産党の軍事部門、新人民軍(NPA)指導者、「コマンダー・パラゴ」と同一人物とみなしていたが、間違いだった。
ドゥテルテ市長は懸賞金十万ペソについては、逮捕に協力したパキバト地区住民の福祉資金にするという。
(20日・スター)