ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 317字|2006.4.10|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
海兵隊出て行け
スルー州のホロ町議会はこのほど、近郊パティクルに駐屯する海兵隊の一部隊を町から離れた他地区に移動させる緊急決議案を採択、アロヨ大統領に送った。
この部隊はホロ町で爆弾テロが起きた翌日の三月二十八日、三台のトラックと一両の装甲車に分乗してホロ町に突入、完全武装で町警察署と公民館を包囲、爆弾テロと関連した容疑で拘束していた海兵隊員一人の釈放を要求した。容疑者はホロ町の州警察本部で取り調べ中だったが、後で海兵隊に引き渡された。
怒りの町議会決議案は国防長官、国軍参謀総長、サンボアンガ市の国軍南部司令本部長にも送られ、地元出身のアミン下院議員が実情調査に乗り出した。それにしても海兵隊が移動した先は困るだろう。(7日・ブレティン)