ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 319字|2006.4.10|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
セブで2年制高校
貧しい家庭の子弟が学業半ばでドロップアウトしてしまうのは比の悩みの種だが、セブ市は六月から二年制高校カリキュラムを試験実施することになった。同市では、高校二年生でドロップアウトしてしまう生徒が多いことから、市内七高校で二年制カリキュラムを導入、大学進学を志望しない生徒を受け入れる。全生徒の三〇%、約二千人が四年制から移る見込みという。当面は申し込み順だ。
二年制の教育内容は英語、数学、理科の三科目を中心に「応用」能力を身に付けさせる。免状は四年制とは別で、大学受験資格はない。もし四年制で卒業したければ、追加授業を受ける形となる。
ドロップアウト対策と同時に、定員オーバーの教室の混雑解消という狙いもあるという。(5日・スター)