ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 314字|2006.4.10|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
怖いファストフード
国立衛生研究所(NIH)のベリサリオ副所長によると、首都圏とセブ大都市圏のファストフード・レストランの従業員には条虫、回虫、ぎょう虫などの寄生虫患者が少なくない。
同局長が昨年、個人的に調べたところ、マニラでは百二十三人の従業員サンプルで六一・八%、セブでは百三十八人サンプルで三八・八%が寄生虫を持っていた。同地区では入院を受け付ける病院の給食係りで、四二・二%という数字も出た。悪いことには、保健所で寄生虫を調べずにレストラン就職に「合格」のお墨付きを与えているという。
怖いのは条虫で肝臓の中まで入り込むし、さらに怖いのはアメーバ赤痢だ。全国の感染率は五%だが、ミンダナオ南部では一七%に上るという。(5日・DMS)