ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 313字|2006.4.3|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
体を売る少数民族の娘
ミンダナオの少数民族はますます貧困化しており、若い娘たちがコロナダル、ゼネラルサントス、コタバト、ダバオなどの都市で体を売るようになっている。
社会福祉開発省のレチョンシト南コタバト州事務所長によると、トボリ族、ブラアン族出身の性産業労働者が増えており、しかも近年、年齢がどんどん低くなっている。両族とも性の倫理は厳しいはずなのに、貧しさから身を売るようになるという。
もっとひどいのは、こうした少数民族の女性に「メードの口がある」などと誘い、遠くマニラ首都圏まで売り飛ばすケース。すでに同事務所で何人も救出した。同所長は、悪徳業者の摘発だけでなく、少数民族の住む地域の経済的支援が必要としている。(27日・ブレティン)