ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 314字|2006.3.27|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
民兵組織が乱暴働く
国軍が訓練した少数民族の民兵が乱暴を働いて困る︱︱ネニタ・オルクロ・ダバオ市議がこのほど、大統領府人権委員会に調査を要請した。
同市議によると、陸軍第七三歩兵大隊が同市パキバト地区の少数民族、アタ族に銃器を供与して比共産党の軍事部門、新人民軍(NPA)に対抗させる民兵組織「アラマラ」を組織した。
住民の多くは、速成の民兵組織が訓練された共産ゲリラに太刀打ちできるのかと首をひねっていたが、強盗や殺害事件で続発して「アラマラ」が疑われるようになった。住民の中には避難した者もいるという。同地区にはビサヤ地方からの移民が土地を購入して耕していたが、少数民族が強制的に土地を取り返す動きも出ているそうだ。(24日・ブレティン)