ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 321字|2006.2.6|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
ボラカイが汚染の恐れ
国家電力公社の燃料油搬送船が昨年十二月中旬、パナイ島沖合セミララ島東沖で座礁、大量の重油が流出したが、回収作業の遅れから比随一の観光地、ボラカイ海岸に流れ着く恐れが出てきた。同公社は比沿岸警備隊、環境天然資源省の協力で汚染物質の回収作業を進めているが、人出不足と悪天候に阻まれ作業が大幅に遅延している。
同船は燃料油八十万リットルを積載してマスバテから東ミンドロにえい航される途中、強い風と波を受けてセミララ島沖二百メートル付近で座礁、約十九万五千リットルが流出した。一日約二百五十人を動員して、これまでに約一万七千袋の汚染物質を回収したが、セミララ島から約十キロ離れたボラカイ海岸にも達する恐れが出てきた。 (3日・インクワイアラー)