ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 319字|2006.1.9|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
ボーナス出し惜しみ
アロヨ大統領は昨年、全公務員にクリスマス・ボーナスとして五千ペソずつ支給するよう大統領令で布告したが、タン・サマール州知事は州職員に一律千ペソしか出さなかった。職員たちは黒いTシャツを着て抗議、大半が千ペソの受け取りを拒否した。
「他の自治体ではボーナスを一万ペソから一万二千ペソ出したのに、この額は侮辱に等しい」と職員たちはカンカン。知事が市長、町長に二万五千ペソ以上、最高十万ペソのボーナスを支給したと聞いて、怒りは頂点に達した。
さらに、タン州知事がクリスマスの日に表敬訪問した人には百ペソずつ渡したと聞いてあるNGOが告発の準備に入った。しかし、知事は「貧しい人々のためにやっただけ」と抗議にどこ吹く風。(3日・ブレティン)