ユネスコが記者殺害非難
[ 316字|2005.12.19|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
ユネスコ(国連教育科学文化機関)の松浦晃一郎事務局長が十日、国連の公式ウェブサイトにフィリピンでのジャーナリスト殺害事件の続発を非難する声明を出した。
セブ州で地元ラジオ局バンタイ・ラジオのジョージ・ベナオハン記者(27)が一日、殺害された事件を取り上げ、「ジャーナリストの殺害事件は、比では捨てて置けない数字に達している。暴力的な環境の中で脅迫に屈せず職務に尽くす人々に敬意を払う」と述べた。同記者は一九八六年以来、比で七十人目のジャーナリスト犠牲者。
地元セブ州警察本部は事件の背景や動機についての説明を拒否し続けている。一方、重要証人は報復を恐れて自宅に帰れず、政府に自分と家族の保護を求めている。(11日・ブレティン)