ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 316字|2005.12.12|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
オンボロ滑走路
中部ミンダナオ地方のコタバト空港(マギンダナオ州)の滑走路が老朽化し、専門家は空港閉鎖して復旧工事をする必要があるという。長年の風雨と太陽熱で、滑走路のアスファルトが劣化している。 フィリピン航空(PAL)のスティルバーグ安全担当副社長によると、滑走路上には小石や砂が散乱し、航空機のエンジン部分に入り込んだら大事故を起こしかねない。
復旧工事費は約二千三百万ペソだが、一向に実施される気配がない。ミンダナオ経済開発評議会が運輸通信省に対して、着工前に同評議会の諒承を取ってほしいという書簡を送ったためだ。空港が使えなくなると、農作物や製品の出荷ができなくなり、地元経済に損害が出ると反対が多いという。(6日・インクワイアラー)