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　サマール州議会はこのほど、全会一致でダラム島でのマンガン鉱の露天掘り採掘許可を承認した。同州ガンダラ町出身の事業家が申請した小規模なプロジェクトだ。

　問題は、州庁も州議会も昨年初め、サマール本島北部でのボーキサイトの採掘事業に猛反対したことだった。事業に反対するばかりか、環境天然資源省が出した採掘許可を撤回するよう、五十年間の採鉱禁止条例を決めて、請願していた。

　州側は、事業申請が関係バランガイ（最小行政区）の承認決議ももらっているし、決定権は州議会にあると「朝令暮改」を正当化。サルリオ州議会環境天然資源委員長は「ダラム島は採鉱禁止の範囲外だ。島には汚染される川がないよ」と無害を強調した。（９日・ブレティン）