ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 309字|2005.12.12|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
スルタンの王位争い
スルー王家長老評議会はこのほど、ホロ島パラン町で、スルー、北ボルネオ地域の真のスルタンは「シャリフ・イブラヒム・アジバル・モハマッド・プルラン様である」と宣言した。十一月二十七日に、シャリフ・ディグマン・ウスマル・プラルン四世がサンボアンガ市で即位したという発表があったばかり。
プルラン氏側は、自分は祖父スルタンの正妻からの孫だが、ディグマン氏は第二夫人からの孫だとして優位を主張した。しかも、ディグマン氏は最初に皇太子になってから即位する手順を踏んでいないという。
新スルタンは首相に米国人の金融専門家、スタンレー・ブランデンバーグ氏を任命、早速、ブルネイのボルキア国王に接触したという。(10日・ブレティン)