ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 311字|2005.11.28|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
コメで学童引き寄せる
政府の学校への食糧配布計画が近く、西ビサヤ地域でスタートする。この計画実現で、同地域の小学一年生など学童約六千五百人が、恩恵を受けることになる。
食糧庁イロイロ州事務所長と教育省担当者が、同計画の推進覚書にこのほど署名した。教育省が、貧困家庭の児童の就学促進のために推進中の同計画は、児童一人当たり一日一キロの米を配給して、子供を学校へ引き寄せようという狙い。貧しくて子供を学校へ行かせたがらない貧困家庭を側面から援助しようというのだ。教育省に食糧庁が賛同して、実現にこぎ着けた。
ただし通学と引き替えの米の配給期間は今のところ三カ月だけ。期限が切れたあと、学童が通学を続けるかどうかは不透明。(21日・ブレティン)