ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 310字|2005.10.16|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
山奥で貝の食中毒
ダビデ最高裁長官の出身地、セブ州南部のアルガオ町で、地元の人が「リトブ」と呼ぶ貝を食べて少なくとも二十人が集団食中毒を起こし、うち二人が死亡した。
報告では、町中から十一キロ離れた山中のカンスヒ・バランガイ(最小行政区)の市場で買った貝を食べた住民らが次々と腹痛や吐き気を訴え、そのうち、重症の女性(51)ら二人が病院で死亡した。
セブ州では、このところ近海に赤潮が発生して漁業に被害が出ている。しかし、中毒症状が出たのは貝を食べてから数日後で、同町のカミネロ町長は「赤潮に起因する貝中毒かどうかは言えない」と慎重だ。
セブ州保健局は貝売り商人の行方を追うとともに、水質検査も行っている。(13日・ブリティン)