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ビサヤ・ミンダナオ通信

[ 325字|2005.9.19|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]

果たしてどっち?

 マギンダナオ州ダトゥオディンシンスアット町で十三日夜、国家警察部隊と約三十人の誘拐団が銃撃戦を演じ、昨年二月から一年七カ月以上、人質にされていたスルタンクダラット州ランバヨン町の女性商店主、ゾイラ・カンシさん(50)が救出された。

 しかし、イスラム急進派、モロ・イスラム解放戦線(MILF)スポークスマンは、武力救出ではなく身代金で解放されたのだと主張した。誘拐団は当初、五百万ペソの身代金要求、家族は応じなかった。同スポークスマンは「結局、百万ペソより安い金を払ったのではないか」と語った。

 国家警察は、裏口交渉を知ってか知らずか、誘拐団を国道の警察官派出所と国軍陣地の間ではさみ打ちにしたが、双方に死傷者なし。 (17日・インクワイアラー)

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