ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 326字|2005.8.29|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
名将か?、乱暴者か?
サマール島内の共産ゲリラ討伐作戦で、人権団体ばかりか同地域選出の下院議員らから非難を浴びた陸軍第八師団長のパルパラン少将が二十六日、正式に更迭され、ルソン島中部ヌエバエシハ州のマグサイサイ陸軍基地に駐屯する第七師団長に横滑りした。
エスペロン陸軍司令官は「政治家や人権団体からの圧力によるものでない。少将の指導力が必要な場所だからだ」と力説した。人権侵害が真実なら、アロヨ大統領が別の師団長ポストを用意しなかったはずだ、と責任を大統領に移すような発言もあった。
同少将は在任中、比共産党の軍事部門、新人民軍(NPA)メンバー七十三人を捕らえたというが、国際人権団体などは、七千人以上の人権が侵害されたと主張していた。 (27日・インクワイアラー)