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ビサヤ・ミンダナオ通信

[ 322字|2005.7.11|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]

頭にきた調停委員たち

 ビサヤ地域を担当するフィリピン調停センター・バコロド支部の委員三十五人が「執務環境があまりにひどい」と憤慨、このほど最高裁に十項目の要求書を突き付けた。改善されなければ全員一斉に委員を辞めると息巻いている。

 同センターは民事事件の和解を目指して二〇〇一年から各地に開設されてきた。要求の内容をみると、調停委員の手当が昨年の支部開設以来、未払いのまま。従業員の給与も二、三週遅れが当たり前。執務場所には机三つ、パソコン二台、コピー機一台しかなく、仕事に使った経費も払い戻す予算がない。電話は料金約二千二百ペソの滞納で切られた︱︱など。

 支部のアルキサル・バコロド市支部長代理は、制度上もいろいろ問題があるとぼやいている。(8日・ブリティン)

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