ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 318字|2005.7.4|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
NPAが地雷で攻撃
二十九日午前、サマール州バサイ町バランテ・バランガイ(最小行政区)を走行中の国軍第六二歩兵旅団第八三偵察中隊所属の車両が地雷を踏んで爆発、同時に比共産党の軍事部門、新人民軍(NPI)のゲリラ約三十人に銃撃された。この戦闘で、兵士二人と車両に便乗していた民間人の女性が死亡、兵士五人が負傷した。
同旅団の発表によると、軍車両は食糧調達のために、州都タクロバン市方面に向かう途中だった。サマール州を管轄する陸軍第八師団長のパルパラン少将は「NPAは神を信じず、人間の尊厳も尊重しない」と怒りの声明を発表、徹底的に討伐すると述べた。
六月下旬、増援部隊約五百人が同州に到着、本格的な攻勢を準備している矢先の損害だった。(30日・スター)