ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 310字|2005.7.4|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
次代のIT産業中心地
レイテ州のペティラ州知事はこのところ、IT(情報通信)産業の誘致に力こぶを入れている。「東部ビサヤこそフィリピンの次のIT産業中心地」と銘打った博覧会をこのほど州都タクロバン市で開催した。貿易産業省も支援している。
「わが州は農業の州だとされているが、実は一九九二年からIT企業が定着している」というのが同州知事の主張。アックデータ社がタクロバン、パロ、タナウエンの三市で五営業所を構え、従業員は千人に上るという。
「IT産業は日の当たる産業だ。しかも投資の対象は人間で機械ではないからね」。同州知事は失業者の多い州の状況を変えられると強調した。パロ市には州初のIT産業団地を立ち上げる段階だ。(1日・ブリティン)