ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 318字|2005.6.27|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
殺し屋に裏切り勧誘金
東ネグロス州ドマグエテ市議会のエラメス議員はこのほど、職業的な殺し屋が依頼主を暴露した場合の報償金制度を設けるよう提唱した。
同議員によると、市内ではいつでも殺し屋を雇うことができ、「ヒット」と呼ばれる殺しの謝礼は一回二千ペソから一万ペソの間だという。警察や市当局が否定しているにもかかわらず、市民の多くは職業的殺し屋が市内で何件も「ヒット」を実行していると考えているそうだ。
弁護士でもあるエラメス議員は、報償金を出すことによって過去の迷宮入りの殺人事件が解決し、今後、同種の殺人事件が減ると主張する。刑法によれば、殺人の実行犯より策謀した人間の方が罪が重く、その点でも殺し屋の協力は意味があるというわけ。(23日・ブリティン)