ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 319字|2005.6.27|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
アブ7人に死刑判決
バシラン州イサベラ市地裁は二十二日、同州で三十人以上を誘拐、うち十人を殺害したとして十二の罪で起訴されたイスラム過激派、アブサヤフ構成員七人(一人は脱獄、逃亡中)に死刑判決を下した。それぞれに罰金二十万ペソも科せられた。
七人は二〇〇一年八月、同州ラミタン町で住民三十人以上を誘拐、逃げようとした十人の首をはねたり、射殺した。
当時、国軍バシラン州司令官だったエスペロン陸軍少将(現陸軍特殊作戦司令官)は「悪事は報われないことを示した」と感想を述べたが、住民はアブサヤフを依然恐れていて、軍部隊の駐留を望んでいると付け加えた。
アブサヤフは〇一年六月にも同州ランタワン町で放火、誘拐、殺人、強姦などを働いている。(23日・マラヤ)