ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 312字|2005.5.16|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
ダバオに自警団は無用
ダバオ市内で最近、イスラム過激派に対抗する自警団「バゴン・イラガ」が結成されたが、豪腕で鳴るドゥテルテ市長は対テロ防衛は警察や国軍で足りるとおかんむり。
同市長はバゴン・イラガの支持派と思われていたが、「警察と国軍はうまくやっている。この町をテロから守るのは両機関だけで十分」と主張した。
バゴン・イラガはイスラム過激派を陰で支援するイスラム教徒と対抗することを旗印に結成され、退役軍人や爆弾処理の専門家らを参加させながら、組織を拡大している。
同市長は「自警団が(私刑など)違法な行為を始めれば、私と問題を起こすことになる」と脅し半分。同時に、国軍や国家警察にも私的団体に頼らないよう要請した。(9日・ブリティン)