ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 309字|2005.5.16|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
セブ市長、水不足に怒る
日照り続きのセブ市で水道事業本部がこのほど、水の供給制限と同時に水源確保工事のための料金値上げ方針を発表した。
怒ったのはオスメーニャ市長。「市民の七〇%は私設井戸から水を取って、残りの三〇%が市全体の水確保のための水道料金を払っているのは不合理」と主張、私設井戸利用者にも水道税を課すことにしたいと発言した。「地下水は市民全体の財産で、井戸所有者のものではない」というのがその言い分。
セブ市には河川が少なく、市の水道も施設井戸も地下水が水源。しかも私設の浅い井戸は水がかれ始め、市の供給水に頼り始めている。同市長は水道事業本部に対しても「ビル建設に走って本務を忘れている」と厳しく批判した。(12日・スター)