ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 318字|2005.4.11|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
射殺の6人を人体標本に
覚せい剤犯罪の大物、中国人のアラン・シーはいつの日か、死んだ仲間六人と再会できるかも知れない。
ドゥテルテ・ダバオ市長は昨年の大みそか、市内ドゥモイ・バランガイ(最小行政区)にあった覚せい剤密造所の手入れで射殺した外国人容疑者六人の死体を医学教育用の人体標本に使いたいと申請していた。市検察局がこのほど最終的に許可した。
六人の遺体は市内の葬儀場に保管されていたが、三カ月たっても引き取り人が現れなかった。このため同市長は遺体をダバオ医学教育施設財団に寄贈して、教育研究用に使わせたいと申し入れていた。
市検察局は衛生法に照らして問題なしと判断、死亡証明書などの作成に入った。主犯のアラン・シーは依然、逃亡中だ。(7日・スター)