ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 292字|2005.3.14|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
林業自由化を訴え
アロヨ大統領は十四日、ミンダナオのカラガ、ダバオ両地域の森林伐採を解禁したが、カラバ地域では林業団体に参加する独立伐採業者約四万六千人が「ちっともありがたくない」と不満たらたら。
ミットチャオ・ミンダナオ林業調整会議議長は、伐採解禁で利益を得るのは環境天然資源省と契約して公有林の伐採権を得ている大手業者たちだけと断言。また、ヨサファット・ビバヒルタ林業兼業農民協会会長は、違法伐採は政府の監視の目を逃れやすい大手業者が多いと批判した。
独立業者は、広い森の中で作業する大手業者に比べて、周辺林で捕まりやすい。いっそのこと林業を完全自由化して欲しいと訴えている。(9日・スター)