ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 316字|2005.1.10|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
ジャンジャラニ違い
イスラム過激派アブサヤフの首領は死亡説が出たカダフィ・ジャンジャラニだが、同じ名字の指導者を頂くグループがスルタンクダラット州の町を恐怖に落とし入れた。
昨年十二月上旬、オマール・ジャンジャラニを名乗る男が率いるアブサヤフ集団が同州の海沿いのパリンガン町に侵入、イスラム聖職者を含む五人を相次いで殺害した。
モロ民族解放戦線(MNLF)出身のマムンスル町長が民兵を率いて抵抗しながら、国軍に出動要請したが、なかなか動いてくれない。このため住民約四千人が一時、町から避難した。
オマールとカダフィの両ジャンジャラニの関係は明らかではないが、オマールはかつてアフガニスタンでアルカイダの訓練を受けた人物らしい。(4日・タイムズ)