ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 300字|2004.12.13|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
ラナオ湖に黄信号
南ラナオ州のプアラス、バヤングの二町が七日、複数の地滑りに襲われ、ミンダナオ島もルソン島東部に劣らず環境破壊による災害の危機にさらされていることが浮き彫りになった。
両町はラナオ湖南岸沿いにあり、九月にも大規模な地滑りで計三人が生き埋めとなり、同州とコタバト市を結ぶ幹線道路が不通になった。
州の環境安全調整会議の議長を務める第二海兵大隊司令官のドロルフィノ大佐は、州内の森林がはだかになり、ラナオ湖の水位が下がっていることへの警告だと語った。
ラナオ湖はミンダナオ地域の電力の七〇%を供給しているが、国家電力公社(NPC)の七つの水力発電所の一つは最近、操業を停止している。(9日・スター)